私が天に召されたら、
この子はどうなるのだろう?
私自身の持って生まれた性格もあり、
友人知人からの相談事を多々聞いているなかで、
この社会に対して自分は何が出来るかを、ずっと考えておりました。
障がいを持つ子供の親御さんから尋ねられることもありました。
もし我が子が障がいを持ち、自分で面倒を見ることが困難な状況に陥ったら、
社会に何を求めるだろう。
本当に支援を必要としている人が置き去りになっていることを、
見て見ぬふりはできない。
そんな志を集結させた「世直し団体」を作ることを長年構想していましたが、
釈然としない気持ちを具体的に整理出来ぬまま、
日々の業務を行っておりました。
書籍「未完の贈り物」との出会い
そんな時に出会ったのが、「未完の贈り物」という
一冊の本でした。
そこから伝わるメッセージに深く共感した私は、
これまで自分が思い描いてきた構想を実現しつつも、
当事者の目線からミッションを遂行するために、まずは書籍の名前を継承、
2020年1月に「一般社団法人 未完の贈り物」を設立しました。
「未完の贈り物」というストーリーをいろんな形で世に伝えつつ、
世の中で埋もれている「助けて」の声を拾い上げようという壮大な目標。
なかなか表には出てこない弱者、要支援者からの声が寄せられると、
全力でその解決に繋がる人や機関を繋げていく、
「アクセラレーター」というミッションを、続けてまいりました。
「一般社団法人 TruBlue」としての再スタート
2023年4月、弊団体は新しい名称に変更し、再スタートを切りました。
間口を広げ、よりたくさんのプロジェクトを積極的に立案、敢行し、
我々のやるべきことを進めていきます。
英語の「True Blue」には「本当の青、志操堅固、忠実、忠誠」といった意味があり、
世界と人々が本来あるべき姿です。
しかし「True」の「e」を敢えて外し、
現在の社会がまだ本当の姿ではないというメッセージを込めています。
次の世代へ
この社会的な問題を、我々がどのように解決出来るのか。
それはチャレンジ以上に厳しいものであることは承知しております。
しかし何もやらずに諦めることは出来ません。
この試みが次の世代へと引き継がれ、
いつか何かしらの結果が出ると信じること。
そのために、日々一歩ずつ、
信念を持ち続け、前に進むしかありません。
活動は国内のみではなく米国、そして世界と連携して邁進する所存でございます。
どうか皆様、私たちを応援してください。
心よりお願い申し上げます。
2023年4月 代表理事 森永裕一郎